大人の階段『成長痛』
みなさん、『成長痛』というのは耳にしたことがありますよね!
代表的なのは膝のお皿のちょいと下が痛くなるオスグッド病。
一般的には?
成長期のお子さんが急な成長に身体が追いつかず痛くなる...
小学校から中学校、高校と進学し、運動の練習がハードになることで痛くなる...
なんて言われていますが、はたして本当にそうでしょうか?
成長痛といわれるものは、じつは身体のいろんなところに起こります。
肘や手首、膝、足の内くるぶしの下あたり、踵、足の甲のあたりなど、
腕脚、手足の各関節付近に、こんなにも成長痛が存在します。
成長痛の中でも特に要注意を払わなけれならいのが、
『背骨』と『股関節』、『膝(オスグッド病)』です。
背骨の成長痛は、そのまま成長障害につながる場合があります。
股関節の成長痛は、大腿骨頭の重篤な障害につながる場合があります。
膝の成長痛は、最悪の場合、剥離骨折を引き起こします。
剥離骨折につながるといえば、
膝(オスグッド病)だけでなく、踵、足の内くるぶし下も同様です。
春秋に多いシンスプリントも、成長痛のくくりではありませんが、
疲労骨折につながる代表的なスポーツ障害です。
さて、その身体全身、あらゆる箇所に存在する成長痛。
一般的に部活やクラブスポーツを行っている子供たちが、
春季秋季の試合に向けて練習時間が延びたり、強化練習に入るなど、
練習がハードになる時期がきっかけで起こることが多いので、
『練習のせい』に思われることが一般的です。
成長痛は、成長期の子供の...
肉体的ストレス性や疲労性で起こるものがひとつ。
心意性ストレスで起こるものがひとつ。
大きく分けるとフィジカルとメンタル、両方に原因があります。
肉体的ストレスや肉体疲労、フィジカル的なものは、
練習のしすぎも多少関係しますが、休息が足りていなかったり、
疲労回復が追いついていなかったり、遅くまで起きてたり、
活動と休息のアンバランスな状態が続くことが要因となります。
あとは、やっぱり身体本体の使い方、動きや姿勢に問題があり、
正常に身体が機能していないために痛みが発生してきます。
心意性の場合は、さっくり言っちゃえば子供自律神経失調です。
真面目すぎたり、逆に甘えん坊ちゃんだったり、
親からすれば、
『なんか扱いにくいお年頃お迎えしてますな...』
とか
『いつまでもお子ちゃまでホント大丈夫なのかね?』
ってときがそんな時期ですね(笑)
もうひとつは挙げておきたい事例は、
親が厳しすぎる家庭、甘やかし過ぎる家庭のお子さんも、
成長痛になるケースが多いです。
では実際に成長痛を治療する一般的な方法としては、
スポーツを休ませる。
電気治療を継続する。
専用サポーターを装着する。
これが一般的ですよね?
『俺のたぁ〜違うなぁ〜...』
僕の院では、この上記すべてを行いません。
まずはなにが原因になっているのかをしっかり判断し、
それ相応に対処します。
まぁ練習をちょこっと休ませる場合もありますけど。
実際の治療は、身体のバランスを整えて、
身体が機能的に正しく動くように改善していきながら、
本人が正しく身体を使えるようエクササイズ指導します。
フィジカル的なことだけちょしてもダメダメです。
もちろん『子供の心』をそのままにしては治りません。
その子がなにを抱えているのか。無視できませんよね!
治療中に泣いちゃう子もいるくらいですから、
子供は子供なりに一生懸命ふんばって生きてるんです。
『体の声』と『心の声』を、きちんと拾ってあげれば、
痛みも早く治りますし、同時にスポーツもどんどん成長します。
『根こそぎ声を拾ってやれぇ〜い!』
成長痛は、ビッグな大人になるためのチャンス。
夢を叶えたい子供たちのドリームジャンボです(笑)
まぁ実際、放っておいても痛みがなくなることもありますし、
1〜2回の施術でケロっとしちゃこともありますんで、
そんなに重く捉えることもないのかなぁなんて思いますが、
たとえ痛みがなくても、なくなっても、
原因というものは『今もそこに存在するもの』です。
それをきちんと治療して、しっかり治すことをお勧めします。
ブログの途中、『臨場』の倉石義男(内野聖陽)さんが乗り移りました(笑)
いやぁ大好きなんですよ!大ファンなんです!内野聖陽さん!
あ、話が...(笑)
ま、まぁ興味がわいたら来てみてください!
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