ボクは研ぎ師♪
治療家として、またスポーツトレーナーとして志事をはじめて、もうすぐ18年になろうとしています。ホントねぇ、いろんなことしてきたなぁって振り返ってみてます。
自分の故障と向き合って、人の痛みや悩みと向き合って、学生やアスリートのスポーツライフと向き合って。まぁとにかくいろんな治療方法やらトレーニング方法、リハビリ方法を実践的に学んできました。
「バランス」というものに出会い、これ一本で志事をし続けてもうすぐ10年。
今思うのは、「刀作りに似てる」ってことかな。特にボクがやってることは、日本刀を作ってる感じかなって。
刀は、大まかに言うと「鍛冶、研ぎ、装飾」の3つの工程がありますよね。刀職人さんに言わせたら、違う!と怒鳴られそうですけどね!(笑)
鍛冶は、刀を打つこと。これは野球選手であれば野球の練習をすること。ひとりひとりそれぞれが目的として実践しているもの。体操選手という刀になりたければ体操という刀を打つ。サッカー選手という刀になりたければサッカーという刀を打つ。そんなイメージかな。刀としての形、あなたとしての刀を作る工程。
研ぎこそが、ボクの志事。打ち出した刀を研ぎ、斬れる刀にする作業。精度を極め、よく斬れる刀にすること。粗くボコボコの刀本体を滑らかに研ぎ、さらに斬れ味をどんどん上げていくってそんなイメージ。もちろん使ってれば斬れなくなるから、研ぎ直すのもボクの志事だよね。斬れなくなった刀をまた前以上に斬れるようにするのもボクの志事♪
装飾は、柄を巻いたりツバをつけたり、鞘を作って収めたり、刀としての最終工程。それはみんながやるべきこと。つまりどんな個性的な刀にするかってこと。あなたがどんな刀に仕上げ、どんな刀を振り、ライバルを斬りふせるのか。
最初の無垢な刀に仕上がったのち、使い込み、打ち直し、研ぎ直していくうちに、さらに刀の個性は極みを見せ、多くを斬り伏せ、多くを護り抜き、のちに名刀と呼ばれ世に残る。
そんなイメージなんだよね。
日本刀はひとりの人が作るわけじゃなくて、そこには少なくとも3人の人が存在してるんです。まず選手本人。そしてコーチとボクの3人。
鍛冶屋はコーチ。(学び)
研ぎ師はボク。(洗練し)
装飾はあなた自身。(工夫する)
そうして出来上がるのが、スポーツ選手という刀。ってイメージなんだよね。野球刀とかサッカー刀とかダンス刀とか、そんな感じかな?漢字にしてみる?蹴球刀、舞踊刀(笑)
あなたはどんな刀になりたい?
ボロボロの刃で錆びついて、鞘からすら抜けなくなるような刀には、なりたくないよね!それにさ、個性も武勲も何もない量産目的で作られた凡庸刀にもなりたくないよね!
やっぱ名刀になりたいよね!
よく斬れる刀はバランスがいいんだよ?
知ってた?
自分なりに研ぐのも構わないけどさ、研ぐのは研ぎ師の志事だよ!自分なりに研いでてもバランス悪くなって斬れなくなるもんよ♪
斬れる刀って見たことある?
光が歪むことなく一筋に光るんだよね。
みんなの刀はどんな輝きかな?
みんなに、水火の刀を♪
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