大雪
二十四節気は、季節を細やかに感じる日本の暦です。
健康的に四季を心から楽しみましょう。
「大雪」は、本格的な冬が訪れる頃。 「熊蟄穴(くまあなにこもる)」の言葉通り、熊は穴にこもり、春になるまでじっと静かに過ごします。熊だけでなく、カエルや虫たちもまた、春が来るまで静かに時を過ごす頃。樹木などもまた、一見枯れているようでも、土の中では根をどんどん伸ばし、春に大きく葉や花を開けるよう静かに静かに準備をしています。
人もまた同じで、ハードトレーニングやウェイトトレーニングは極力控えて力を蓄える時期ですが、だからといって何もしないでいると、心が塞ぎがちになったり、肉体疲労がたまって抜けにくくなります。こういう時こそしっかりと身体の正しい使い方を身につけるための練習、エクササイズを実践しましょう。身体に衰えや動きにくさを感じたり、少しでも疲労や痛み、身体の違和感を感じたら、すぐに受診してください。
旬の食材では、大根や百合根、タラなど。お鍋や煮物料理などで身体を暖かくし、旬をいただきましょう。とろけるような甘さの洋梨などもこの時期の旬のフルーツですが、水分を摂りすぎると体の中から冷え、冬から春にかけて故障が起きやすくなります。
体の内側や足腰からの冷えは、子宮筋腫や膀胱炎、月経前症候群、生理痛、不妊症など、女性特有の身体の問題の原因にもなりますので、水分の取りすぎ、おしっこの我慢は禁物です。
今年の八戸の冬は、サラサラとした雪が降り、あまり積もることもないように感じます。空気が強く乾燥し、芯に堪えるような寒気により、まさに『氷都八戸』を象徴するかのような冬になりそうな感じがしています。寒くて体を動かすのが億劫になりやすい時期ですが、毎日の軽い運動が大切です。下半身を中心に全身運動をするよう心がけましょう。
次は、『冬至(とうじ)』です。一年で最も昼が短い日。
本格的な冬がはじまります。しっかり養生ください。
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