小雪
二十四節気は、季節を細やかに感じる日本の暦です。
健康的に四季を心から楽しみましょう。
「小雪」は、雪がちらちらと舞い始める頃。
「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」
朔風とは北風のこと。北国からは雪の便りが聞こえ始め、冷たい北風が木々の葉を落とす。地面いっぱいに広がる落ち葉と、葉を落とした木々は冬の景色の象徴であり、季節の移り変わりが感じられます。しかし今年は、北国では早々と大雪が降ったり、関東方面でもめったに見られぬ大雪が降るなど、全国各地でいつもとは違う冬を迎えております。
僕が昔、ご高齢者から聞いた話ですが、八戸ではイチョウの葉が散る前に雪が降る年は、体調を崩しやすくなったり、身体のトラブルが増えたりなど、いつも以上に健康に配慮する必要があるとおっしゃっておりました。古人の知恵、またはその土地に住む人の伝承とでも言いましょうか、確かに今年はインフルエンザに感染する方が早々に多く、風邪のほか、呼吸器や消化器のトラブルが多く見られるようです。
旬の食材では、大根、白菜、ブリやカニなど。お鍋料理などで身体を暖かくし、旬をいただきましょう。みかんや柿などの果樹は、利尿作用のほか栄養価も高く、身体の中の調子を整えます。
肌寒く腰が重い時期ですが、運動と日光浴も大切です。太陽の下で全身運動をするよう心がけましょう。いつもの深呼吸をより深くゆったりと繰り返すと、体温が上がりやすくなります。
次は、『大雪(たいせつ)』です。本格的な冬が到来する頃。
しっかり養生ください。
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